【絵本】ププッ!おしりたんていの魅力
今、ププッと熱い絵本があります。連休中にNHKでアニメが放送されたことで話題沸騰中(のはず)の「おしりたんてい」です。
おしりたんていとは?
存在は知っていましたが、実際に目にしたのはアニメが最初。それもチラ見しただけでした。
おしりたんていは、ズバリ顔がおしり(!)の探偵が様々な事件を読者とともに解決していく推理ものです。おしりだけに毎回事件のにおいがして始まりますが、子供向けの絵本ということもあり、今のところ殺人事件は起きません。たいてい物がなくなったりする程度です。本筋とは別にゲーム要素があり、ウォーリーを探せ的な楽しみ方ができたりもします。
また、本筋の推理もIQ1104(いいおしり)であるおしりたんていが、的確なヒントで犯人まで導いてくれるのでまだ字が読めない子供でも安心です。
人ごみに事件あり
おしりたんていの世界では純粋な人間はいません。もしかしたら、かいとうUは人間かもしれませんが、動物の擬人化キャラが割と覚えやすい名前で登場しています。名前の付いているキャラもそうでないキャラも、ほぼ毎回登場しています。人ごみではそんな彼らが大活躍しており、それぞれがちょっとした事件を起こしていたりするので、それを見つけるのも楽しいです。
個人的には、なぜかアニメでは登場しなかった大の甘党「黒田アリゲーター」や「カンガル男」と「アルマ次郎」のボクシング対決が気になるところです。
一番有能?助手ブラウンの活躍
アニメ化された際にはストーリーテラー的な役割、服、言葉を与えられたおしりたんていの助手「ブラウン」。絵本では服も言葉も話せないただの犬として登場します。擬人化されたキャラばかりの世界で唯一のただの犬です。しかしながら、追跡能力はワンコロ警察やおしりたんていを上回る有能さで、常に犯人に追いつきます。
おしりたんていが自身での追跡をあきらめたときや、空中に逃げたかいとうUをしっかり捕捉。しかし、おしりたんていの「飛び道具」にいつも巻き込まれてしまうのが定番となっています。
おわりに
NHKで「なぜう〇こはおもしろいのか」という質問の答えとして、「当たり前ではない場所にう〇こがあるとおもしろい。トイレにあってもおもしろくない」といっていました。おしりたんていはそもそも探偵の顔がおしりというとんでもない設定なわけですから、冒頭から非日常。だからおもしろい、というのは少々単純ですが、何度でも楽しめる内容はやはり事件のにおいがします。
最近の漢字ドリルもですが、子供の下ネタも文化の主流になる日が来るかもしれません。
ちなみにTの付く大手書店チェーンでは小学生が選ぶ面白い本ランキングで上位に食い込んでました。絵本ではないものもあるようですね。
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