フィレンツェでは3つのダビデを追え!

2015年2月27日

南斗究極奥義というのは使用したレイの南斗水鳥拳での究極奥義ではなく、南斗聖拳全体の究極奥義なんだとしたら、マント一枚で完封できるというのはパワーバランスがおかしいような気がしますよ。それともサウザーが使用すれば別の結果になったのでしょうか。pecorinoです。こんばんは。

デザインにも足を突っ込みながら、芸術的センスはほとんどないといえる僕でさえも、フィレンツェの町並みやら美術館には恐れ入ります。ビル群の中から唐突に重要文化財が出てくる違和感がある日本とは雰囲気が違います。なぜそうなのかは別で書くことにします。

本来はこの場所、ヴェッキオ宮殿

これもガイドブックに載っているような有名な話なんですが、フィレンツェの街にはダビデ像が3つあります。今回はダビデさんのお話。
当然のことなんですが、3つあるダビデさんのうち2つはレプリカです。たぶん最も至近から見られるのはシニョリーア広場にあるヴェッキオ宮殿入り口前のダビデさん。もちろんレプリカ。雨ざらしになるところに本物はいません。本物以上に魅力的なのは、ミケランジェロさんが推奨していると思われる角度から見られるということです。
ダビデさんを美術やらの本にあるような正面からのカットを見るとなんとなく違和感がありませんか?要するに体のパーツのバランスがおかしくて、わかりやすく書くと頭が大きいのです。
下から見上げたときに一番美しく見えるように作られています。ですから変な感じがするのです。


よく比較される「ヘラクレスとカークス像」ですが、ダビデさんのほうが筋肉の盛り上がりやらが自然な感じなんだそうですよ。

フィレンツェ一望、ミケランジェロ広場

もうひとつはフィレンツェの街並みを一望できるミケランジェロ広場にあります。こちらも正面下方から見ることはできますが、ちょっと高い場所にいます。あとは2013年時点で最も劣化してました。こちらも雨ざらしなので仕方ないですけどね。ミケランジェロ広場はダビデさんもいますが、やっぱり眺望が魅力です。ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオってヴェッキオ橋のことですよ)、ヴェッキオ宮殿、サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母大聖堂、いわゆるドォーモです。カッコつけずそう書け!)などなどが一望できるので、ここで写真を撮ったらそれはそれはいい記念になりますよ。

本物はアカデミア美術館

さて、本物のダビデさんは、というとアカデミア美術館にいます。これが美術評論家さんたちから不満の声が挙がるそうです。なぜなら、ここのダビデさんは残念ながら平地に立っているから。本物なのに一番いい角度から見られないわけです。もともとヴェッキオ宮殿の入り口とか教会の祭壇に立たせるつもりで作られているので、もしかしたらミケランジェロさんも不満かもしれませんね。

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