宝塚歌劇は一度は観ておきたい現実逃避イベントでした
先日、初めて宝塚歌劇を観に行ってきました。
ものすごく楽しかったので、何がすごかったのかを書いてみます。
なお、これは何の予備知識もなく、ほぼ何も知らない状態の人が書いています。
これを読む人はタカラヅカなどというものを観たことがないであろうことを前提にお送りします。

劇場がスゴイ
でかいですよ。
さすがに100年続く劇団です。
存在感がハンパない。
聞いた話では歌舞伎のような伝統芸能を目指しているんだとか。
そうなるかどうかは別にして、今のまま行けば今後も間違いなく続きますよ。
思うに音楽学校の存在が大きい。
今では高卒資格がもらえるそうですし、入学や卒業がニュースになる学校は防衛大学校と宝塚音楽学校ぐらいです。
世襲ではなく、一応世間に開かれているというのは大きいですね。
養成学校と劇場があれば何でもできます。
舞台装置がスゴイ
ミュージカルとか舞台に縁がない僕にもわかるぐらい、舞台装置がスゴイんです。
何せ必ずどこかに出演者がいるんですよ。
幕が下りて、おそらく後ろで準備とかしているんであろうときにも、舞台袖とか幕前で続いてる。
全く違う場面であるにもかかわらず、観ていて不自然さと感じさせない。
それほど舞台上のセットの動きと演者の動きが自然。
演者はもちろん裏舞台でも相当鍛えられているんだろうと思いました。
演者の動きがスゴイ
通常はミュージカルとショーの2本立てですが、ショーの部分がスゴイんです。
今回のが特にそうだったのかもしれませんが、トップの主役っぷりが半端なものではない。
なかなかの出ずっぱりぶりに、トップの責任を感じました。
それから立ち居振る舞いの惹きつけ方がスゴイ。
確かにドハマリする人、特に女性が多いのもうなずけます。
女性に対する表現で合っているのかはわかりませんが、そんじょそこらの男より男です。
しかも色男です。
衣装がスゴイ
演者の役割が服の色と細かい動きではっきりわかるようになっていたのはおもしろかったです。
劇中の派閥争いが登場シーンだけで優劣が判断できますし、主人公にとっての敵味方の区別がつきやすい。
ここまで緻密に計算されているとは正直思いませんでした。
ショー部分はしばらく目がチカチカするぐらいキラキラでした。
ミュージカル部分が抑え気味だったことと、お正月公演だった影響もあるのかもしれませんね。
最後の「羽」を見ていると、やはりトップの責任と、現実から離れられる感覚がよくわかりました。
予備知識なしでいった結果…
僕がどのくらい予備知識なしで見たかというと、出演者でいうと一人しか知らない状態。
その一人も通勤経路の池田泉州銀行のポスターで見る程度。
要するに唯一顔がわかる人でも、動いている姿はおろか、声すらも聞いたことがない状態ですね。
ちなみにこの人です。
これからどんどん活躍していってほしいポジションにおられるようです。
勝手に親近感がわいたので応援したいですね。
あとは、宙組を「そらぐみ」と読める程度です。
1回観ただけでは「一時でも現実を忘れるには良いイベント」という感想です。
やはり5組あるのであれば全部観てみないと。
あとは「ベルサイユのバラ」とか「エリザベート」のような2部構成の「一本物」といわれるものも観ないと。
あ、これはハマってしまうヤツかもしれません。
気をつけねば。