民主党様、お疲れ様でした
一部の若手議員や地方から「解党して出直し」という声が挙がっているようですね。
一時期には政権を獲って、現在も野党第一党の政党とは思えぬ没落ぶり、本当に残念です。
でもこの動きには呆れて果てて涙も出ません。

思えば、「官製」春闘で賃金が上がってからというもの、本来の対決構図である労働組合(民主党)と経営者(自民党)の関係は変化しました。
だって、労働組合ががんばらなくても政府が経営者に働きかけて、賃金が上がるんですから。
この時点で民主党の存在意義が問われ始めていたのかもしれませんね。
さて、解党的出直しではなく、解党して出直しを求めているようですが、彼らは自分の立場がわかっているのでしょうか。
自分たち以外の党の議員(主に比例代表選出議員に向けられていますが)に対して、政党を離れるなら議員辞職を求めますよね。
その理屈でいくなら、解党して民主党がなくなったら、あなたたちも議員辞職すべきです。
自分たちの立場を守るためには党を壊すしかない、そんな考えの人たちを今後どれだけの人たちが信用しますか。
分裂して新党を立ち上げるであろう橋下氏への批判をあなたがたはできますか。
解党して出直した新党も、不都合があればまた解党して出直すような人たちを、働く人たちの代表として国会へ送り出せますか。
どうか、存在感を示せず埋没してしまうから、などという理由ではなく、なぜ民主党ではダメだったかを明確に説明してから解党してください。
民主党様、お疲れ様でした。
二大政党制、期待していましたが、でも所詮は夢物語でしたね。
所属議員の皆様、一度議員辞職して、しばらくは本当の国民の声を聞いてください。
そして自分たちが立候補してもいいのかどうか、もう一度考え直してください。