患者なのか、客なのか、何かがおかしい最近の医療機関

2015年5月9日

抜け毛でもニキビでも健康保険が使えるらしい。日本の健康保険組合のほとんどが赤字のはずなのに。何かおかしくないですか?pecorinoです。こんばんは。

病院は行きたくないところ

自宅近くの病院は開院時間が9時なんですが、8時過ぎに前を通るとすでに行列ができています。しかもだいたい同じ顔ぶれです。
雨の日も風の日も、暑い日も寒い日もです。そこで並んでいるだけで体を壊しそうな気がします。
考えたのですが、この並んでいる患者たちは完治しないのだろうか、と。

僕自身、医療機関というものにはできるだけ行きたくない、という思いがあります。
病気にしろケガにしろ、そういうものがなければ行かなくても良いところです(一部おめでたいところもありますが)。
患者というぐらいなんですから、この行列の方々は病気なりケガなりをしているんでしょう。
そんな朝早くから並んででも診てもらいたいぐらいの名医なら、早く治してあげたらいいのに、と思いませんか。

早く治した方が信頼につながる

昔、ぎっくり腰になったときにとある整骨院に行きました。
健康保険が使えないところだったのですが、3回目に行った時に「もうこれで大丈夫」と言われました。
翌々日に水泳の大会を控えていたこともあり、翌日に「念のため」と思い、もう一度行きました。4回目です。
すると「まだ治ってなかったの?」とちょっとびっくりしたような反応をされました。

今思えば、治療者に対して失礼だったのではないかと。
なぜなら「大丈夫」と言ってくれたのに、それを信用していなかったということになるのですから。
びっくりしたような反応も無理はありません。
そしてその整骨院のその言葉は、僕にとって絶大な信頼につながったのです。

何が言いたいのかというと、医療機関は治して当然だし、早ければ早いほどいいのです。

その一言で決まります

例えば、最初の診察でどのくらい期間がかかるのか、何回通えば治るのかを聞ければ文句はないです。
さすがにそこまで言わなくても、だいたいどういう状況で、長くかかるのかそうでないのかを聞ければいいと思います。
最悪なのはひと通り診て「また来週来てください」と言われること。
僕に来週どうしても行けない事情があったらどうするのかと。行かない、というより行けないだけですけど。
そこは少なくとも「治療に○○ぐらいの期間かかりますが、次はいつ来れますか?」ではないのかと。

そうは言っても人の体ですし、僕も全く動かないわけではないです。
いろんなことが起こって言われた期間に治らなかったとしても、それは医療機関の責任ではないです。
安静にしていろと言われたのにしていなかった僕の責任。さらに期間が延長されても文句は言えません。

要するに、医療機関は僕に対して「こうすれば○○ぐらいで治りますよ」と言ってくれればいいのです。
虫歯にしても捻挫にしても、行きたくて医療機関にかかっているわけではないので、行かなくていいなら行かないにこしたことはないのです。

客ではなく患者です

「患者様」という言葉をよく聞きます。
どういう気持ちでこれを言っているのかはわかりませんが、患者を客扱いしているならちょっと違うんではないかと。
呼び捨てにされるのと「様」を付けられるのとでは、後者の方が気持ちが良いのは間違いないです。
でも僕からしたら患者はあくまで医療機関と対等でも、ましてや上位ではないと思っています。

医「明日から安静にしてください」
患「嫌です」
医「かしこまりました。では○○してください」
患「それは困る」
医「では……」
なんてことありえますか。散髪屋じゃあるまいし。

医療機関はもっと自信を持って患者と対応してもいいし、自信を持てないなら自信を持てる方法で対応したらいい。
患者は客ではないのです。
ときには嫌でも言うことを聞いてもらわないと治らないんですから。

まとめ

ということで、医療機関なんてところは本来、必要がなければ行かなくていいところ。
なので、さっさと行かなくていいようにしてくれるところが良い医療機関なのであって、
ダラダラ治療を長引かせるなんて言語道断ですし、医療費のムダに他ならないのです。

心地いい待合室とか、言葉遣いとかも大事なんでしょうけど、まずは治してくれなきゃ話にならないのです。

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