成功体験より失敗談の方が学ぶことは多い~ジオン軍の失敗~

成功体験を聞いていると、あたかも自分もそれができるような気持ちになってしまいます。でもそれはあくまで一握りの成功者の体験談であって、そういう人たちは往々にして運が味方した結果成功したんだろうな、と感じるのです。
何が言いたいかというと、そんな運で成功してきた人たちの真似やら同じことをしても、「そのタイミングだったからこそ」成功したのだから意味がない、ということ。pecorinoです。こんばんは。
じゃあ、どうしたらいいのか。失敗談を聞いたらいいんじゃないか。ということで本題です。

成功体験は自慢話

大学生の頃、面白半分で「ベンチャービジネス」という講義がありました。文字通り、ベンチャービジネスに関わった人たちが週代わりで講義してくれる、割りと画期的なものでした。
最初の頃はとても楽しかったんですが、だんだん「成功者」の自慢話を毎週聞かされるのが嫌になってきたんです。だって「あのときこれをして成功した」とか、「これを思いついて商品化したらバカ売れした」なんて、毎週聞かされるのはたまったもんじゃないですよ。

よく考えたら全何回あったのかは覚えてないけど、よく最後まで休まず出席できたものです。

最後の失敗談が心に突き刺さった

そして迎えた最後の講義。やってきたのはどこにでもいそうなおじいちゃん。話し始めこそ起業してからどうのこうの…と、今までとたいして変わらない話でしたが、中盤からテンションの下り坂とともに起業した会社が潰れてしまったんです。
おお、マジか。

正直いろんな失敗の積み重ねが原因だったわけですが、最後にしてまさかの倒産。
そして、今の拾ってくれた会社への涙ながらの感謝の言葉。
いやあ、強烈なインパクトでしたね。
正直、それまでの講義に来た社長の話は一切覚えてませんが、このおじいちゃんが失敗してよい会社に拾ってもらった話は忘れませんよ。

失敗を真似しなければ同じ失敗はしない

「みなさんは私のようになってはいけない」がそのおじいちゃんの言葉だったわけですが、結論としては成功を真似しても成功しないけど、失敗を真似しなければ少なくとも同じ失敗はしないわけです。
そこでこんな本があります。

ジオン軍の失敗

この本のわかりやすいところは題材がガンダム(ファースト)。そこらへんの理系用語やらを並べられるより「MS-06F ザクⅡ」と言われた方がわかりやすいですよね。

ジオン軍の失敗

この本では様々なジオン軍のモビルスーツを通して、なぜ連邦軍に勝てなかったのかを読み解きます。
名機といわれたザクⅡでさえ、失敗の始まりだったのかもしれないと思うと考えさせられます。

僕が気に入っているところは、あの「一年戦争」が実際に起こったものとして読み進められるところでしょうか。ガンダム好きはもとより、商品開発やクリエイティブな業務に携わっている方、新入社員にもぜひオススメしておきたいです。

はたしてジオングの足は飾りだったのか、ビグ・ザム量産の暁にはジオンの勝利はあったのか、そんなところにも踏み込んでます。もちろん新刊ではないですが、題材が題材なので古いも新しいもありません。

ぜひ一度読んでみてください。これで「坊やだからさ」とは言われなくなりますよ。

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