ルネサンスの中心で名物の巨大な肉と格闘する

2015年4月20日

「美の巨人たち」のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂見ましたか?いいですよねえ、フェレンツェ。一度行って街歩きすると、何度も歩き回りたくなりますよ。pecorinoです。こんばんは。

フィレンツェのドォーモ
フィレンツェのドォーモ

今回は、そんなルネサンス文化の中心地、フィレンツェでの名物肉料理を紹介します。
フィレンツェといえば、芸術はもとより、金細工やら革製品やら、おまけにゲーテが住んでたり、もういろんなことがありすぎるわけですが、もちろん名物料理もありますよ。
イタリアンがパスタとピザとティラミスとジェラートだけだと思って甘く見ていたら、フィレンツェで泣きを見ることになりますよ。

リストランテでの作法

さて、イタリアのご飯処にはいくつか種類があります。「リストランテ」(ちゃんとシェフがいるようなレストランのことね)では、パスタは前菜です。
いわゆるカフェとかバルのようなところでは一品だけ頼んで終わりでも構わないんですが、シェフがいる場合はそれをしたら超失礼です。
なんせシェフの腕の見せ所のメインを食べないとか言う話なわけです。日本でもコース料理の店で前菜を食べて「ごちそうさま」なんてありえないのと同じです。
なので、パスタだけを食べたいなら、パスタ専門店か「トアットリア」にしておきましょう。

と、いうわけなのでイタリアでのコースは、パスタ(前菜)→メイン(肉料理)→デザートという流れなので気をつけたし。
もちろん店によっても違うので、全部この流れというわけでもないのであしからず。

その名もビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

旅行したときのバスの運転手さん(ジェイソン・ステイサム似)も大好きだったという肉料理。それがビステッカ・アッラ・フィオレンティーナです。
繊細な金細工とか革製品、おまけに筆のタッチと違って、ごつい肉の塊を焼いたもの。日本でいうTボーンステーキです。想像以上に豪快で、ここだけはアメリカと間違えるかもしれません。

もうおぼろげな記憶とフィレンツェの地図をにらめっこしてみたところ、サンタクローチェ広場から少し東に行ったところにある、Dinoというリストランテだったような気がします。

さっそくのパスタです。前菜でこの量です。
モチモチの食感が僕が大好きなタイプのパスタでした。

そしてこの肉の塊がビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。
分厚く、そして大きすぎた。それはまさに肉塊だった。なんて「ベルセルク」のナレーションをもじりたくなるようなステーキでした。
僕にとってはちょうどいいサイズでしたが、高齢の方を中心に感嘆と悲鳴に似たため息のようなものが聞こえてきました。

これだけ食べたのにデザートもあります。甘いのになぜか口の中が爽やかになるのは肉の影響でしょうか。
そして右にあるのが食後の定番、エスプレッソです。
イタリア人はお腹いっぱい食べたら、消化を促すために濃いエスプレッソで胃を刺激するんだそうです。
そんなことをしなきゃいけないほど食べなくていいのに…。

郷に入っては郷に従おう

フィレンツェも含まれているトスカーナ地方の料理は素材を大切にしたシンプルなものが多いそうです。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナはまさに素材を大切にした代名詞のような料理で、僕も大好きになりました。

さて、イタリア人は歯ごたえがないとダメな人たちです。ジェイソン・ステイサム似の運転手もパンの白い部分は食べないという人でした。
なので、この肉の塊もしっかり火が通っています。
レアが好きな人もいるでしょうが、そこは「郷に入っては郷に従え」です。
ぜひそのまま食べることをオススメします。

きっとレアもオーダーすればできるんでしょうけど、せっかくイタリアに来たんですから、まずはイタリアの食べ方で食べましょうよ。
この歯ごたえは病み付きになるかもしれません。
僕はイタリアに行く以前から固いものも好きでしたが、イタリア旅行後は拍車がかかりました。
柔らかいのがダメというわけではないのですが、なんとなく物足りない気がしています。

フィレンツェは20年前でも20年後でも、ほとんど何も変わらないことに確信が持てます。次に行くときもサンタ・マリア・ノヴェッラ中央駅からサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂まで真っ直ぐ行ける自身があります。

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