管理会社の元社員が教える気をつけるべき中古マンション4選

10年ほど前に大手のマンション管理会社でフロント営業をしていました。
普通の営業と違うのは、物を売る仕事ではなく建物の管理全般を行うことでした。
戸建てとマンションのどちらがいいかといわれると、どちらにもメリットがあり選べません。
ですが、マンションを見るうえで気をつけるべきことはよくわかりました。

管理会社の元社員が教える気をつけるべき中古マンション4選 photo by 足成
管理会社の元社員が教える気をつけるべき中古マンション4選 photo by 足成

消火器にホコリ

フロント営業をやるにあたり、言われ続けていたこと。
それが「掃除」です。

マンションを見に行ったときに注目してほしいのは、普段気にしないであろう、消火器の口の部分。
ここにホコリが溜まっていると、きちんと清掃ができていないと思っていいです。

おおよそですが、100戸程度に管理人1人、清掃員1人の管理体制が良いと思っています。
100戸なのに管理人1人となると、なかなか清掃できなくなります。
ぜひご確認ください。

照明が切れている

これも管理が行き届いているかどうか判断できるポイントです。
最近は管理費を抑えるために住み込みの管理人が減っています。
ですから、夜のマンションを見ることが減るのです。

夜にしか点かない廊下の照明で切れているところが多かったり、いつ見ても交換される気配がない。
こういった事例は管理会社はおろか、住人もあきらめている可能性があります。
検討物件には夜、何日か続けて行ってみてもいいかもしれません。

管理費・修繕積立金が安すぎる

不動産のチラシを見ていると、マンションの規模や築年数の割りに管理費や修繕積立金が安いと感じることがあります。

もちろんチラシだけでマンションの戸数までは判断できませんが、階数がわかるのでなんとなく大きさはわかります。
住人が使えるオプション(24時間管理、ジム、スパ、プール、託児所など)もわかります。
巨大なマンションであれば、清掃員の数も必要だろうし、照明も防犯カメラもエレベーターもそれなりに必要です。
それなのに管理費が同じチラシの他の物件とそれほど変わらないのはおかしいです。

また建ってから10年程経つと、大規模修繕という管理組合にとっても、住人にとっても大イベントが待っています。
マンションの規模や年数によっては、大規模の規模が「大」で済まなくなります。
にもかかわらず、他の物件との違いがないというのも変な話です。

新築マンションにもいえることですが、売ろうとするあまり初期値を低く抑えている場合があるのです。
いずれ高くなる、それも急騰する可能性を秘めていますので、要注意です。

これは仲介業者に聞いてみてもいいかもしれません。
しっかり答えてくれて、欠点も教えてくれる仲介業者は信用できます。

バブル期に建っている

誰もがお金に対しての感覚がおかしくなっていたバブル期。
このときは多少難があっても売れまくったと聞いています。

その頃のマンションはなんだか変なところがあります。
実際に見た経験からいうと、動線があまり考えられていない間取り。
開けたらどこかがふさがるドア。
風通しがほぼない…。

抵抗がなければかまわないのですが、全部ドアや窓を開ければ判断できることです。

おわりに

マンションは買って終わりではなく、住んでからがスタートです。
「販売会社より管理会社を見て選べ」とはよく言ったもので行き届いているところは古くてもしっかり管理されています。
一概に大手の管理会社だから安心かと言われると、フロント営業として頼りなかったかもしれない僕には判断できません。

住んでみないとわからないところもありますが、チラシを握り締めて物件に行けばある程度はわかるものですよ。

広告