【常時SSL化】URLを無料でhttpsに変えました【wpxクラウド】
先日、利用しているサーバであるwpXさんから、無料で常時SSL化できるようになるとのメールが来ました。
グーグルさんが「SSL化されてたらSEOに有利にするよ」ということを言っていたので、早速SSL化しました。

常時SSL化ってなんだ?
正直、僕もあまり良くわかっていません。
これまでよく見かけたのは、申し込みフォームとか決済画面になるとURLがhttpsになるサイト。
これは特定のページだけSSL化しているということのようです。
それに対して、サイト全体がhttpsになっているのを、常時SSL化というそうです。
最も身近なところではグーグルさんはどこを見てもhttpsになってます。
これも常時SSL化と言っていいんでしょうか。
メリット
SEOで有利に?
そういう発表はありましたが、実際に反映されているかどうかはよくわからないようです。
反映されていたとしても微々たるものでしょうか。
信頼性が高まる
もともと証明書が発行されるぐらいですから、信頼性は高まりそうです。
でも個人のブログにどの程度信用性を求めるでしょうか。
Google Chromeで警告
Google Chromeがアップデートのたびにhttpsを優遇していますが、ついにhttpsでないと警告が出る仕様に変わるそうです(1月13日現在)。ああ恐ろしい。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/01/13/24799
デメリット
維持費がかかる
メリットのところで書きましたが、いいことがあるのであればそれなりの対価が発生するものです。
しかしながら、今回はwpXさんの好意(?)により無料でできました。
読み込み速度が遅くなる
一部ではSSL化する仕組み上、読み込み速度が遅くなるとの情報がありました。
wpXさんは高速サーバをうたっているので、それほど影響はないと思っています。
また、これも一部ですがSSL化するとなぜか速くなるといったことも囁かれています。
手間がかかる
常時SSL化はURLの変更です。
このサイトでいえば、http://pecorino-h.net/からhttps://pecorino-h.net/に変更しています。
サイト内のあらゆる内部リンクを変更する必要がありますし、転送させるリダイレクトの設定もしなければいけません。
でも実はこれもwpXさんが「SSL化補助」機能をつけてくれたおかげで、すべてが一瞬でできるようになりました。
SNSのシェア数がリセットされる
URLが変更されるので、SNSのシェア数がリセットされます。
このサイトのようにそれほどシェアされていなければ、それほど心配はいりません。
でもここまでがんばってシェアされてきた、そこのあなたは気になってしまいますよね。
WordPressユーザーならこれもプラグイン1個で解決できます。
操作も楽勝です。
使えなくなるプラグインがある
人気記事を表示できる「Wordpress Popular Posts」はとても有能ですが、サーバーへの不可も大きいそうです。
そこで負荷対策として「Simple GA Ranking」に切り替えてみました。
するとうまく表示できない、もしくは表示しても人気記事が変わらないという現象が起こりました。
まだ使っている方も「Wordpress Popular Posts」に比べて少なく対処法がわからなかったのですが、どうやら常時SSL環境では正常に作動しないようです。
今後のバージョンアップに期待しましょう。
実際の手順
独自SSL設定へ
wpXクラウドトップページからログインして、「独自SSL設定」に進みます。
そして「独自SSL設定の追加」をクリック。

CSR情報は個人のブログなのでそのままでも問題ないです。
「独自SSL設定を追加する(確定)」をクリック。

最大1時間程度かかるというので、この間にデータベースとかアップロードされているファイルをバックアップしておきます。
ちなみに僕の場合は、15分どころか5分もかからずに完了しました。

httpsできちんと表示されれば、この手順は完了です。
SSL化補助機能
この機能、本当に助かりました。
クリック一発で全て完了するので、WordPress上では何もする必要がありませんでした。
(あとから気が付きましたがSSL化で使用できなくなるプラグインもありました…)
バックアップも取って、すべて問題なければ「SSL化補助機能」を実行します。
再度確認されるので、迷うことなく実行しましょう。

作業は一瞬で完了します。
これでhttpのURLを入力して、httpsに飛ばされたらOKです。
アクセス解析のURLを変更
もちろんグーグルを始めとして、アクセス解析を設置していることでしょう。
このURLを変更しておかないときちんとした訪問者などがわからないので。
Search ConsoleのURL追加
アナリティクスと同じく、こちらもきちんと設定しておきます。
Search Consoleの場合はURLの変更ができないので、追加にしておきます。
SNSのシェア数を反映させる
WordPressのプラグイン、「SNS Count Cache」を使って、シェア数を引き継ぎます。
設定から「HTTPからHTTPSへのスキーム移行モード」を探して「有効」にしておきます。
自分のSNSのURLを変更
転送させるように設定していてもやはりいつまでもそのままではいられません。
覚えているうちに変更しておくのが得策です。
終わりに
正直、こんなに簡単にできてしまって良いものかと驚いてしまいました。
一足先にSSLが無料になっていたエックスサーバーにも同じ設定があるのかはわかりません。
待ちに待った、というわけではないのですが、あっという間に終わってしまいました。
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